子供で溶連菌感染症が流行り始めました
昔は猩紅熱と呼ばれ、心臓弁膜症や急性腎炎の原因となった溶連菌感染症ですが、今は早期の検査診断、治療で合併症を減らすことができるようになりました。
1週間ほど前から保育園で溶連菌感染症が広がり始めました。もともと5%くらいの子供は溶連菌を持っているのですが、それがウイルス性の感冒などをきっかけに活発化して、他人に感染したりします。
新型コロナと同じように喉が痛いのでやっかいですが、よーく見ると扁桃腺の腫れが目立ちます。喉から綿棒で検査してすぐ結果が出ます。抗生剤を10日間飲んでもらいます。感染力は抗生剤を飲み始めてから24時間くらいで無くなります。翌々日から登園・登校可です。
今の子供は熱を出すと、鼻からコロナとインフルエンザの検査を受け、さらに喉から溶連菌の検査を受けなければなりません。大変ですね。