アナフィラキシーの95%は女性
新型コロナワクチンの副作用の中で、みなさんが一番心配しているアナフィラキシー反応(重症の過敏反応)が起きると、十数分で強い蕁麻疹、呼吸困難が出現、ひどいとショック状態になります。新型コロナワクチンでは、20万回の接種に1回の頻度だそうです(多いか少ないかは人によって思いが違うでしょうね)。そして新型コロナワクチンのアナフィラキシーでは、さいわい治療が有効で、世界でも亡くなった方はいないようです。
さて、最近興味ある事実が明らかになりました。新型コロナワクチンによるアナフィラキシー反応の約95%は女性だそうです。予防接種の副作用で男女差はあまり聞いたことがありません。調べてみるとワクチンに使われているある物質が、化粧品に多く使われていて、化粧品にアレルギーを持つ人が、つまり女性が多いのですが、アナフィラキシー反応を示したのではないかと考えられています。
この物質はほかにも便秘薬や塗り薬にも広く使われているようです。これらでアレルギー症状を経験した人は、ワクチン接種の医者に申し出てください。
一方で、次のアレルギー疾患は、今のところアナフィラキシーを誘発するとは考えられていません。(日本アレルギー学会 3月1日発表)
喘息、花粉症、食品アレルギー、ペットアレルギー、蜂アレルギー、ハウスダスト、カビ、ダニ、ラテックス。
ただ、喘息発作の時は不安定なので避けるべきでしょう。
ちなみに、注射の”痛み”で気を失うのは、男性に多いと言われています。