こうなったら、オンライン診療を進めましょうか

ご心配をおかけしております。自宅からリモートワークで忙しく過ごしております。

ご存知の方もみえると思いますが、コロナ禍でオンライン診療の利用が広がりました。
スマホやパソコンのテレビ会議システムなどをつかって、直接クリニックに来なくても処方することができるようになったのです。処方箋も調剤薬局さんにfaxできるので、患者さんはオンライン診察後、直接薬局に行けばいいのです。

電話でもいいんじゃない?と思われるかもしれません。私もそうで、実家の親に電話をした時でも、その声の調子で体調を推察することができますね。
しかし国は、顔の画像が必須だと言います。それは都会の医療機関には見知らぬ人が受診しがちなので、本人確認や体調の観察にどうしても顔を含めた動画が必要になるのです。中にはオンライン専門といいながらニセ医者が出現するかもしれませんしね。

でも30年近く高鷲にいると、そりゃまったくの初見の方は顔を見ながらお話をしたいですが、多くの患者さんの場合は声の調子で具合を推し量ることができます。ですから気軽に電話で相談をしていただきたいのですが、これが「スマホやパソコンのFaceTimeやZOOM、Webexなどを使って」、などとなると、途端に利用者が百分の一に減るのではないかと思います。どちらが実用的か、高鷲では明らかです。

もちろんオンライン診療でも、診察や検査が必要な時は受診していただくことになります。会計もネット決済が可能ですが、高鷲では少数にとどまるでしょう。

当院ではまだネット決済は導入していませんので、通りがかりの時、都合の良い時に会計していってください。それ以外のオンライン診療は可能です。設備もあり許可もとっています。
これも国の方針ですが、オンライン診療には予約が必要です。その時刻にクリニックからテレビ電話をかけることになっています。
まだまだ縛りが多いシステムですが、ガジェット好きの方はチャレンジしてみてください。