4回目新型コロナワクチン接種を受けましょう
60歳以上の人で、意外と4回目新型コロナワクチン接種を躊躇されている方が多いことに驚きました。
どうしてでしょう。確かに感染を予防する力は弱っていますが、重症化、死亡を減らすことは期待できます。重症化すると、一人寂しく集中治療室に横たわることになりますよ。だれも手を握ってくれません。家族も会いにきてくれません。
それはもうわかっていますね。皆さんの表情を見ていると、自分が死ぬのは怖くない、家族にうつすのが心配だった、今回のワクチンは感染を予防できないなら打っても打たなくてもいっしょだ、そう言っているように思えます。日本人的な考え方でしょうか。
医者の立場から考えると、重症化すると多数の医療スタッフが必要になり、多額の薬剤・医療費が発生します。ワクチン一本でそれが阻止できるなら、それはありがたいことだと思います。
まして今回は、60歳未満の人は、医者でもヘルパーさんでもワクチンを打つことができません。したがって病院や福祉施設で感染が広がるリスクが高くなっています。すなわち以前にも増してウイルスに感染する可能性が高くなっていますので、ご高齢の方には重症化予防の証拠があるワクチンを打っていただきたいと思います。
「病気を甘く見ない」よう、お願いします。