自分の死について、ホッとした気持ちです

死というものは、怖いものですね。
自分の死というものは考えたくもない。
死んだら皆と別れて、どこに行くのだろう、寂しい。

死んでもそのまま天国・地獄に(極楽浄土に)行けると考えたい気持ちはよくわかります。
私は無神論者ですが、信仰を大切にする人の心は理解できます。
(しかし神が実際に存在すると言われると、それは否定したくなります。)

そんな私でも、自分の死については漠然とした怖れ、不安を持っていました。
しかし先日ある番組で、東京大学名誉教授の養老孟司先生の言葉で納得がいきました。

その先生は、「気づかないうちに死んでいる。」と表現されました。
そうですよね。死んだあと、自分が死んだということがわかるはずがない。

信仰心のある方からは叱られるかもしれませんが、私はほっとした気持ちです。
自分の死に、気づかず死んでいけることがわかったわけですから。