コロナとインフルエンザと同時に調べる検査キットが開発されました
秋からインフルエンザの流行が心配ですね。最近流行っていないので免疫が弱くなり、いったん流行すると一気に広がるのではないかという恐ろしい予測もあります。
新型コロナウイルスを検出するPCR検査はインフルエンザを見つけることができません。なので発熱した患者さんがインフルエンザかどうか、もう一つの検査を行う必要があります。これまで皆さんも経験した、鼻の奥に綿棒を突っ込む方法です。
二つも別々の検査を行うのは時間がかかりますし、費用も、医療者の感染の可能性も高くなります。そこで最近、綿棒1本で新型コロナとインフルエンザと両方をいっぺんに診断する検査キットが開発されました。
抗原検査ですが、症状がある時はPCR検査とほぼ同じ診断能力があると言われています。海外ではこの冬はPCR検査は行わず、この抗原検査のみ実施しようという動きもあります。
すでに当院は納入済みなので、インフルエンザの声を聞くようになったらさっそく使用したいと思います。